神奈川県横浜市磯子区丸山1-17-17 TEL:045-751-2512

社会福祉法人 横浜婦人クラブ愛児園About us

はじめに

 横浜婦人クラブ愛児園は、まだ戦後の混乱が続く昭和22年の夏、「社会の再建は、婦人の手で!」というスローガンを掲げた初代理事長石橋志うを中心とする横浜在住の婦人有志により設立されました。当時の社会情勢は政治的にも経済的にも極めて不安定であり、巷には戦災により家財を失った人や、家族と離別した人があふれていました。今の私たちには想像しにくい事ですが、食糧不足は極限の状態にあり、栄養失調に陥る人が後を絶たず、殊に子どもたちの日々の暮らしは困難を極めていました。このような状況下、横浜婦人クラブ愛児園は、荒廃した子どもたちの生活を支援するための施設としてスタートしました。

 その後、戦後の復興期、高度経済成長期を経て、日本は高齢化と少子化が急速に進み、それに伴い、乳児院や児童養護施設に求められる社会的役割は大きく変化しました。また保育所に関しましては、女性の社会進出を支える環境整備の一環として、そのサービスの充実が強く求められています。

 横浜婦人クラブ愛児園は、昭和25年の設立以来、刻々と変化する社会的ニーズを見据えた活動を続けて参りました。当法人の三つの施設、乳児院・デュナミス、児童養護施設・誠心学園、保育所・横浜ナーサリーは、これからも時代の要請にしっかりと応えるべく、地域に根差した複合型児童福祉施設としての活動を続け、未来を担う個性的で情緒豊かな乳幼児の養育・保育に取り組んで参ります。

理念

誠(まこと)の心を大切にし、子どもの可能性を育みます。 誠(まこと)の心を大切にし、子どもの可能性を育みます。

 横浜婦人クラブ愛児園の理念は、「まことの心」と「子どもの可能性」を大切にする、当法人の基本方針を表しています。

児童養護施設・誠心学園の施設名にもある 「まこと」という言葉には、「相手のために尽くそうとする真情以外に、不純なものが全く含まれていないこと(新明解国語辞典)」という意味があります。効率を重視し時間に追われて過ごす現代社会では、無意識のうちに自分の損得を優先しがちです。しかし、自分自身の都合よりも相手のためになることを考える心、それが誠の心です。「横浜婦人クラブ愛児園では、大人も子どもも誠の心を大切にしよう」というのが、この理念の前半に述べられているメッセージなのです。誠心学園という施設名には、誠の心をもつ人々のいる学園、あるいは誠の心をもつ子どもが育つ学園になるように、との願いが込められています。

 乳児院の施設名であるデュナミスは、ギリシャ語で可能性を表します。一般に可能性という言葉は、「そういうことが考えられる事、あるいはその度合い」の意味で使われることが多いと思います。しかし可能性にはもう一つ、とても重要な意味があります。それは、「何らかの形を取って現れることが期待される能力(新明解国語辞典)」です。このように、上記の理念で謳われている可能性は、能力に近い意味合いをもつ言葉です。

 我が国のコンピューター研究の先駆者であり、世界のIT化に大きな影響を与えた人物の一人といわれる坂村健教授によれば、「コンピューター(人工知能)が人間に最後まで勝てないのは、技術革新を実現する能力である。」とのことです。人工知能は、やるべき事が与えられれば、それを手際よく行うのは得意ですが、自分のやりたい事を自分で見つけ出し、それをなし遂げようとする力は、旺盛な好奇心を持った人間には敵わないというのです。つまり、自らの可能性を信じ、新しい価値を生み出そうとする情熱は、ロボットにはない人間だけの特徴だといえるでしょう。人が ”新しい何か” を創り出そうとする時に力を発揮するもの、それは自らの可能性とそれを信じる強い心です。子どもは音楽や絵の才能、優れた運動神経、細やかな味覚などさまざまな可能性(能力)を内に秘めています。それを見出して育てるのは大人の務めであり、それこそが上記理念の後半に込められた私たちの熱い思いです。

 平成13年に横浜婦人クラブ愛児園の新しい建物が完成した際、三つの施設の名前をどうすべきか考えました。児童養護施設・誠心学園は、昭和34年の設立以来ずっと、誠の心を大切にする法人の理念を施設名としていましたので、そのままとしました。乳児院にも何か当法人の理念に相応しい名前はないだろうか。そこで、私と現在の施設長(当時の事務長)が相談し、可能性を表す「デュナミス」という名前を提案しました。また、保育園は誠の心と可能性を持つ子どもたちの部屋(nursery)にしたいと考えて「横浜ナーサリー」と名付けました。

 横浜婦人クラブ愛児園の理念は、初代理事長 石橋志う が法人設立の時から事業運営の指針としていたものですが、実は、自身の家庭において子や孫の躾(しつけ)を行う上で一番大切にしていた考え方でもありました。ですから、設立当初から掲げられてきた当法人の理念は、この表現を置いて他にない、と考えています。

 横浜婦人クラブ愛児園は、これからも誠の心を大切にし、お預かりする子どもたちの個性や様々な可能性を大きく育ててまいります。

理事長 石橋英夫

沿革

昭和22年 2月
横浜婦人クラブ 結成
昭和25年 4月 1日
保育所 横浜婦人クラブ愛児園(定員30名)
神奈川県知事認可
昭和29年 5月 1日
乳児院 横浜婦人クラブ乳児預かり所(定員9名)
神奈川県知事認可
昭和30年 2月28日
社会福祉法人「横浜婦人クラブ愛児園」設立
厚生大臣認可
昭和32年 5月 1日
乳児院 定員変更(21名)
昭和34年 6月 1日
児童養護施設 誠心学園(20名)
横浜市長認可
昭和40年 7月29日
現在地磯子区丸山1-17-17に敷地を購入
昭和43年 8月28日
鉄筋コンクリート三階建の園舎(旧本館)完成
三施設移転
昭和44年 4月 1日
保育所 定員変更
(2才未満児20名、2才以上児40名 計60名)
昭和48年 6月 1日
乳児院 定員変更(20名)
昭和50年 2月28日
鉄筋コンクリート2階建の園舎(旧新館)の保育所園舎及び職員宿舎完成
昭和50年 4月 1日
園舎完成に伴い保育所 定員変更
(2才未満児20名、2才以上児100名 計120名)
昭和60年 4月 1日
保育所 園舎改築工事実施
平成9年10月 1日
乳児院 定員変更(24名)
保育所 定員変更(2才未満児25名、2歳以上児100名 計125名)
平成11年10月 7日
園舎建替工事開始
平成12年 9月30日
現在の別館(児童養護施設、乳児院)完成
平成13年 6月27日
現在の本館(保育所、事務所)完成
平成13年 7月 1日
園舎完成に伴い乳児院名称変更 新名称「デュナミス」
保育所 名称変更 新名称「横浜ナーサリー」
保育所 定員変更(2才児未満40名、2歳児以上100名 計140名)
平成27年10月 1日
横浜婦人クラブ愛児園 創立65周年
平成28年12月14日
建物外壁の全面塗替工事 完了
平成29年 6月23日
園舎周囲のフェンス更新工事 完了

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